ロレックスマラソンとは、希望するロレックスモデルを手に入れるために、複数の正規店を何度も訪れる行動を指します。しかし、ロレックスマラソンは根気が求められるため、「何回通えば買えるの?」「そもそも本当にマラソンしないと買えないの?」と疑問を抱く方もおられると思います。
結論として、ロレックスマラソンをすれば購入できる可能性はあるものの、成功するには条件があり、単に回数を重ねるだけでは手に入りません。
では、なぜロレックスマラソンをしないといけないのか?その理由を整理すると、以下の3つが挙げられます。
◆ロレックスマラソンをする3つの理由
理由①:供給が限られている 理由②:需要が圧倒的に多い 理由③:転売対策がある |
つまり、ロレックスの人気モデルは「欲しい人の数」に対して「供給数」が圧倒的に少なく、限られた本数をめぐって競争が激化しているため、簡単には購入できないのです。
そのため、より多くの購入チャンスを得るために、複数の正規店を巡る「ロレックスマラソン」を行う人がいるわけです。
そこで本記事では、ロレックスをはじめとする高級時計買取をしている筆者が、ロレックスマラソンの成功率や必要な訪問回数、ブラックリストのリスクなどを解説し「本当にやる価値があるのか?」を判断するための情報をお届けします。
ロレックスマラソンを始めようか迷っている方や、諦めかけている方にもお役立ていただけると幸いです。ぜひ参考にしてみてください。
◆この記事で知れること
✔ ロレックスマラソンの訪問回数
✔ 購入できない人の10の特徴
✔ 供給制限・需要過多・転売対策による購入の難しさ
✔ 購入しやすい店舗はある?海外店がいいの?
✔ ブラックリストのリスク・注意点
目次
- 1 ロレックスマラソンの成功率
- 2 ロレックスマラソンの現状…買えない背景と市場動向
- 3 確実な「穴場」はなく、海外よりも日本国内が購入しやすい
- 4 ロレックスマラソンの注意点とリスク
- 5 まとめ
ロレックスマラソンの成功率
ロレックスの人気モデルを手に入れるために、複数の正規店を巡る「ロレックスマラソン」。その成功率や必要な訪問回数、期間について気になる方も多いでしょう。ここでは、実際のデータや体験談を基に、ロレックスマラソンの実態を解説します。
入手が難しいスポーツモデルは10回以上通っても購入できない
何回行けば買えるのか?
ロレックスマラソンで成功するために必要な訪問回数は、モデルや地域、時期によって異なります。特に人気のスポーツモデル(例:サブマリーナ、デイトナ)では、入手が難しく、中には10回以上訪問しても購入できないケースも見受けられます。
どのくらいの期間が必要?
具体的な期間についてのデータは限られていますが、人気モデルを狙う場合、数ヶ月から半年以上の長期戦を覚悟する必要があるとされています。特に「デイトナ」などの希少モデルでは、さらに長期間を要することもあります。
また、ネット上では下記のような傾向がみられました。しかし、成功するまでの訪問回数にはかなりの個人差がありますので、参考程度にしてください。
◆ロレックスマラソン訪問回数・期間
モデル | 訪問回数 | 期間 |
デイトナ・GMTマスターII | 週2〜3回 × 3ヶ月以上 | 最短3ヶ月、長ければ半年〜1年 |
その他の人気スポーツモデル(サブマリーナなど) | 週3〜4回 × 1ヶ月〜3ヶ月 | 1〜3ヶ月程度 |
一般モデル(デイトジャストなど) | 週1〜2回 × 1〜2ヶ月 | 1ヶ月前後 |
ロレックスマラソンをされる方の中には、「目当てのモデルではないモデルを出されたので見送った」「交通費もかかるのでロレックスマラソンの継続を悩んでいる…」という声もありました。
ロレックスマラソンで購入できない人の10個の特徴
ロレックスマラソンで成功しにくい人には、共通するパターンがあります。成功者の行動と比較すると、以下のような特徴が購入のチャンスを遠ざける要因になっています。
◆ロレックスマラソンで購入がしにくい人の10個の特徴
① 知識が乏しい人 ② ブランドへの熱意が伝わらない人 ③ 店員への態度が悪い人 ④ ネガティブな発言をする人 ⑤ 情報収集を怠る人 ⑥ プライドが高すぎる人 ⑦ 転売目的と疑われる人 ⑧ すぐに手に入れたいと考える人 ⑨ ブランドのイメージに合わない人 ⑩ 「どうせ買えない」と諦める人 |
では、下記では10個の特徴をそれぞれ詳しくみていきましょう。
① 知識が乏しい人は購入しにくい
ロレックスに関する基礎知識がなく、店員との会話で違和感を与えてしまう人は良くありません。
例えば「ロレックスは転売しても問題ないのか?」といった質問をすることで、転売目的と疑われることもあります。ある程度の知識がある方が店員との会話がスムーズに進み、信頼を得やすいので気をつけましょう。
② ブランドへの熱意が伝わらない人は購入が難しいことも
「ステータスとして持ちたい」「周りが持っているから自分も欲しい」といった動機だけでは、店員に興味の薄さを見抜かれることがあります。ロレックスの歴史やモデルごとの魅力を理解し、自分なりのこだわりを持つことで、店員にも本気度が伝わりやすくなります。
③ 店員への態度が悪い人は購入できない
横柄な態度で接したり、命令口調で話す人は、店員から敬遠されてしまいます。店舗間で情報が共有されることもあるため、一度悪い印象を持たれると、どの店舗でも対応が冷たくなる可能性があります。購入のチャンスを逃さないためにも、店員に対して丁寧な態度を心掛けることが大切です。
④ ネガティブな発言をする人は購入できない可能性
SNSなどで「ロレックスは買えない」「販売方法が不公平」などと不満を書き込んだり、店員にクレームをつける人は、結果的に購入の機会を失いやすくなります。ロレックスマラソンは長期戦になりやすいですが、店員との関係性を良好に保つことが成功の鍵となるため、ポジティブな姿勢で臨むことが重要です。
⑤ 情報収集を怠る人は購入ができない
ロレックスの販売傾向や入荷情報を知らずに通っていると、購入のチャンスを逃してしまうことがあります。市場の動向や店舗の入荷状況を把握し、タイミングを見極めながら訪問することで、より効率的にロレックスマラソンを進めることができます。
⑥ プライドが高すぎる人は購入ができない
「並んでまで時計を買いたくない」「店員と雑談するのは面倒」といった考えの人は、ロレックスマラソンには向いていません。人気モデルの購入にはある程度の努力が必要であり、ロレックスの購入プロセスを理解し、受け入れる姿勢が求められます。
⑦ 転売目的と疑われる人は購入ができない
「投資目的で買いたい」「高く売れるから欲しい」といった発言や、特定のモデルのみに強くこだわる行動は、転売目的と判断される原因になります。店員は多くの顧客を対応しており、転売目的の購入者を見極めるスキルを持っているため、こうした行動は避けるべきです。
⑧ すぐに手に入れたいと考える人は購入ができない
1~2回の訪問で購入を期待している人は、ロレックスマラソンの性質を理解していない可能性があります。短期間での購入を前提にすると、思ったように手に入らず、早々に諦めてしまうことも。長期戦を覚悟し、コツコツと訪問を続けることが成功の鍵となります。
⑨ ブランドのイメージに合わない人は購入ができない
服装や振る舞いに清潔感がなく、ロレックスのブランドイメージと合わないと判断されると、店員に敬遠されることがあります。見た目だけでなく、話し方や態度も重要であり、「この人にロレックスを持ってほしい」と思われるような印象を与えることが大切です。
⑩ 「どうせ買えない」と諦める人は購入ができない
「結局、選ばれた人しか買えない」「もう無理かも」と思い込んでしまうと、途中でモチベーションが下がり、諦めてしまう可能性が高くなります。日本国内は比較的ロレックスを購入しやすい環境であり、長期戦を覚悟して取り組めば、購入のチャンスは十分にあります。成功者の多くは、努力を続けた結果、希望のモデルを手にしています。
このような特徴に当てはまる場合、ロレックスマラソンでの成功は難しくなる可能性があります。自身の行動や考え方を見直すことが、希望モデルを購入できるきっかけになるかもしれません。
とはいえ、自分はロレックスマラソンを続けることはできるのかな…と不安になる方もおられるかもしません。もし迷っている方は、次のポイントを基準にしてマラソンを始める・継続する参考にしてみてください。
ロレックスマラソンが向いている人・向いていない人
向いている人
・時間と労力を惜しまない人:定期的な店舗訪問や情報収集に積極的に取り組める。
・コミュニケーション能力が高い人:スタッフとの良好な関係を築ける。
・ロレックスへの情熱がある人:ブランドやモデルに対する深い興味と知識を持っている。
向いていない人
・時間や労力を割けない人:頻繁な訪問が難しい。
・即時の結果を求める人:短期間での購入を期待している。
・コミュニケーションが苦手な人:スタッフとの関係構築に消極的。
ロレックスマラソンは、時間・労力・戦略的な行動が求められます。ご自身の状況や性格を考慮し、挑戦するかどうかを検討してみましょう。
一つの考え方の例として、ネット上では「定価+市中並行品との差額に対して、交通費やその他の手間賃がかかる場合はマラソンを始めない方が良い。それでも始めるなら入手できるまで継続する方が良い」という考えをお持ちの方もおられるようです。
ロレックスマラソンの現状…買えない背景と市場動向
ロレックスの需要共有バランスが崩壊している
ロレックスの生産体制と供給数の制限
ロレックスは高品質な製品を維持するため、生産数を意図的に制限しています。そのため、特に人気モデルの供給が需要に追いついていません。
世界的な需要増加と購入希望者の増加
ロレックスのブランド価値が世界的に高まる中、購入希望者が増加して供給不足に拍車をかけています。
投資対象としてのロレックスの価値向上
ロレックスは資産価値が高く、投資目的での購入者も増えており、これがさらなる需要増加の一因となっています。
******* ロレックス投資向上グラフ入れる *******
人気モデルの供給が極端に少ない理由
デイトナ・サブマリーナ・GMTマスターIIなどの品薄状況
これらのモデルは特に人気が高く、生産数が限られているため、入手が非常に困難です。
一般モデルと人気モデルでの供給差
ロレックスの中でも、特定のモデルに人気が集中しており、一般的なモデルと比べて供給が追いついていない状況です。
日本市場と海外市場の比較
日本国内のロレックス需要は非常に高く、特に都市部では競争が激化しています。一方、海外市場でも同様の状況が見られ、世界的な供給不足が影響しています。
ロレックスの転売対策強化による購入難易度の上昇
ロレックスは、ブランド価値の維持と転売目的の購入を防ぐために、正規販売店での厳格な販売ルールを導入しています。これにより、転売目的での大量購入を抑制する一方で、一般の購入希望者にとっても入手が難しくなる状況が生まれています。
ロレックスが行っている3つの転売防止策
① 購入時の顧客管理と購入履歴の追跡
ロレックスの正規店では、購入者の情報を詳細に記録し、購入履歴を追跡することで、転売目的の購入を防止しています。
・購入履歴のチェック:同じ顧客が短期間で複数のモデルを購入することを防ぐため、購入記録が管理されています。
・身分証明の提示:購入時には本人確認が求められ、転売目的の第三者代理購入が難しくなっています。
② 同一モデルの再購入制限
特に人気モデル(デイトナ、サブマリーナ、GMTマスターIIなど)に関しては、同じ顧客が短期間で再度購入することが制限されています。
・購入から一定期間(例:5年間)の再購入不可:同じモデルを複数回購入しようとすると、店舗側で販売を断られることがあります。
・他店舗との情報共有:特定の店舗だけでなく、全国のロレックス正規店で購入履歴が共有されるため、店舗を変えての購入も難しくなっています。
③ 「ロレックスご購入時の内容確認書」の導入
近年、ロレックスでは転売防止を目的とした「ご購入時の内容確認書」への署名を求めるケースが増えています。
・「転売しないこと」の確認:購入者が転売目的ではないことを証明するための書類で、購入時に署名が求められることがあります。
・違反時の対応:一度転売が発覚すると、今後の購入が制限される可能性もあるため、注意が必要です。
前述の「ロレックスマラソンで購入がしにくい人の特徴」の7つ目でも、転売目的と思われると購入がしにくくなるとご紹介しました。
昨今は、転売によってあらゆるブランドが困っていますが、ロレックスも例外ではないということです。
転売対策による購入の難易度上昇
① 短期間での購入機会の制限
転売防止策の強化により、同一モデルの短期間での購入が制限されるだけでなく、正規店での購入機会そのものが減少しています。
・予約販売の不可:ロレックスは基本的に予約販売を行っておらず、店頭に並ばないと購入できません。
・在庫の不透明性:入荷情報は店員にも知らされず、いつどのモデルが入荷するか分からない仕組みになっています。
② 「本当に欲しい人」にとっても購入ハードルが上がる
ロレックスの転売対策は、転売目的の購入を防ぐ一方で、実際に使用したい顧客にとってもハードルが高くなっています。
・長期間のマラソンが必要:短期間での購入が難しくなったため、長期的なロレックスマラソン(複数店舗を巡る購入活動)が必要になっています。
・店員との関係構築が重要:購入の際に信頼関係が重視されることが多く、単に来店回数を増やすだけではなく、店員との良好なコミュニケーションが求められるようになっています。
③ 並行輸入市場・中古市場への影響
正規店での購入が難しくなることで、並行輸入市場や中古市場の需要が高まり、価格の上昇や在庫の不足が発生しています。
・プレミア価格の拡大:正規店での供給が限られることで、中古市場での価格がさらに高騰する傾向にあります。
・海外市場との価格差の拡大:日本国内よりも海外の並行輸入市場の方が安価になるケースがあり、一部の顧客は海外での購入を検討するようになっています。
・転売目的の購入者の増加:正規店での入手難易度が上がることで、転売市場で利益を得ようとする動きも活発化しています。
市場動向とロレックスマラソンの活発化
ロレックスの資産価値向上と価格の上昇
毎年の価格改定(値上げ)の影響
ロレックスは定期的に価格改定を行っており、これが市場価格の上昇に拍車をかけています。特に人気モデルでは、その影響が顕著です。
******* ロレックス市場価格上昇のグラフ入れる *******
高級時計市場全体の動向とインフレの影響
世界的なインフレ傾向や高級時計市場の需要増加により、ロレックスの価格も上昇傾向にあります。
******* 年間チャート入れる *******
円安の影響とロレックスの価格動向
輸入時計の価格上昇
円安が進行すると、海外からの輸入コストが増加します。その結果、ロレックスをはじめとする高級時計の国内販売価格が上昇する傾向があります。
近年の円安傾向は、ロレックスの国内価格に大きな影響を与えています。実際のドル円相場の推移を確認すると、その影響の大きさがより明確になります。
******* ドル円チャート入れる? *******
https://www.nikkei.com/markets/worldidx/chart/usdjpy/?type=5year
実際、ロレックスは近年、円安の影響を受けて複数回の価格改定を行っています。
中古市場への影響
新品の高級時計の価格上昇に伴い、中古市場にも影響が及びます。消費者は新品の高騰を避け、中古品に目を向ける傾向が強まります。しかし、人気モデルの中古価格も上昇する場合があり、購入のタイミングや市場動向の見極めが重要となります。
国産時計の競争力向上
円安により、海外製品の価格が上昇する一方で、国産の高級時計は相対的に価格競争力が増します。これにより、セイコーやシチズンなどの日本製時計の需要が高まる可能性があります。
観光客の購買行動の変化
円安は訪日外国人観光客にとって購買意欲を刺激する要因となります。特に、高級時計は人気の購入品目であり、円安時には外国人観光客による購入が増加する傾向があります。
これらの要因を考慮すると、円安は高級時計市場に複合的な影響を及ぼしており、消費者や販売業者は為替動向を注視する必要があります。
そのため「ロレックスマラソン」を成功させるには、市場の動向を注視し、適切なタイミングでの購入を検討することが重要です。また、中古市場や並行輸入市場の活用も一つの選択肢となります。
確実な「穴場」はなく、海外よりも日本国内が購入しやすい
ロレックスを求めてマラソンを続ける中で、「ここなら買いやすい」と噂される店舗やエリアが話題になります。
しかし、実際のところ「確実に購入しやすい穴場店舗」は存在しません。 ロレックスの正規店の在庫状況は日々変動し、特定の店舗が常に買いやすいということはないのです。
また、日本のロレックス正規店よりも、海外の方が購入しやすい…という噂もありますが、海外の販売ルールは日本よりも厳しい側面があるのも事実です。では、それぞれの詳細をみていきましょう。
穴場=買いやすい店舗…情報の信憑性が低い可能性も
ロレックスマラソンを行う中で、「この店舗は買いやすい」と言われる”穴場”があると言われていますが、その情報の信頼性には注意が必要です。
・購入情報を発信する人がいる店舗が目立つ
ロレックスの購入情報は、購入者がSNSやブログで発信しない限り表に出ません。そのため、購入者が多く発信している店舗が目立ち、「買いやすい」と錯覚されがちです。
・検索で出る情報は偏りがち
検索でヒットするのは主に「購入できた人の投稿」です。そのため、「この店舗は買えた!」という情報ばかり目に入り、実際の購入難易度とは関係がないケースも多くあります。
・在庫状況は常に変動する
どの店舗も入荷は不定期であり、昨日買えた場所が今日も買えるとは限りません。特定の店舗が恒常的に買いやすいわけではありません。
それは百貨店などデパートに入っているロレックス正規店も同じです。
百貨店のロレックス正規店は在庫に限りがある
百貨店に入っているロレックス正規店は、外商顧客の優遇があるという噂もありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
・ 百貨店に入っているロレックス正規店は、実は在庫が少ない傾向がある
百貨店に入っている正規店には在庫がほとんどなく、何度訪れても購入に至らないケースもあります。
・外商顧客だからといって必ず買えるわけではない
ロレックスの転売対策が厳しくなったことで、外商顧客でも優遇されるとは限りません。実際に、外商経由での購入が難しいという声もあります。
・小規模店舗は本当に狙い目?
一部では、「店舗が狭い方が客数が少なくライバルが少ないため買いやすい」という説があります。しかし、店舗の広さと入荷本数は必ずしも比例しないため、小規模店舗でも人気モデルの入荷は少ないことが一般的です。
ただし、小規模店舗の方が販売員とのコミュニケーションを取りやすいため、継続して訪れることで購入のチャンスが増える可能性があります。
日本国内で購入しやすいエリアは?
① 東京は正規店が集中しているためマラソンがしやすい
日本のロレックス正規店は全国に55店舗あり、そのうち約34.6%が関東圏にあります。(2025年2月時点)東京はロレックス正規店が最も多いエリアで、中でも新宿は3店舗、銀座・日本橋エリア5店舗が集中しているため、一日に複数店舗を巡るロレックスマラソンにはおすすめです。
ただし、移転に伴う閉店のタイミングとかち合ってしまうと、都内店舗であっても在庫数が少なくなっていることがあります。事前に行きたい店舗はチェックしておくことをおすすめします。
② 東京はマラソンはしやすいが、競争率が高い
東京は正規店の数が多いとはいえ、東京自体に人口が多く、購入希望者が殺到するため競争率も高いというデメリットもあります。
③ 地方都市は狙い目だが、特定モデルの難易度は変わらない可能性
競争率の低さを狙うなら地方都市の百貨店が穴場となる可能性があります。
例えば、札幌・仙台・広島・福岡などの地方都市にも正規店があり、都心部ほどの混雑はないため、来店回数を重ねることで購入チャンスを得られる可能性が高いからです。
ただし、地方都市の店舗はそもそもの入荷本数が少ないため、特定モデルを狙う場合は難易度が変わらないともいえます。
海外のロレックス正規店は購入しやすい?
「海外の正規店の方が購入しやすい」という話もありますが、近年は海外でも購入ハードルが高くなっているのも現実です。
① 海外の正規店の販売ルール
例えば、海外のロレックス正規店では、日本よりも厳しい販売ルールを設けていることもあります。
・一部の国では、外国人が正規店で購入するのが難しくなっている
・日本と異なり、購入希望者リスト(ウェイティングリスト)に登録しないと購入できない国も多い
・ロレックスの販売方針として、現地の顧客を優先する傾向が強くなっており、観光客が訪れてもすぐに購入できるわけではない
② 海外で買うメリット・デメリット
次に、海外でロレックスを購入する際にはメリット・デメリットが生じてきます。
メリット | デメリット |
一部の国では免税で購入できる | 購入制限が厳しく、日本人が買いにくい |
国によっては正規定価が日本より安い | 為替の影響で日本より高くなることがある |
運が良ければ入手しやすいケースもある | 日本帰国時に消費税(10%)がかかる |
円安が進んでいる現在、海外での購入が必ずしも”お得”ではなくなっています。また、免税店で購入しても、日本帰国時に税関で消費税が課せられるため、結果的に価格が変わらないケースも多いです。
結論:4つのポイントを意識してマラソンする
「確実に購入できる穴場」というものは存在しませんが、以下のポイントを意識してロレックスマラソンをしてみるのも良いでしょう。
①大都市 or 地方都市
都市部は店舗数が多いが競争率が高く、地方都市はライバルが少ないが入荷が少ない。
②百貨店 or 独立店舗
百貨店の正規店は在庫がないケースが多いため、ブティックの方がチャンスがある可能性が高い。
③海外 or 日本
免税メリットがある国では得する可能性もあるが、販売制限が厳しく、現地の顧客が優先されるため購入難易度は変わらない。
④店舗の規模
広い店舗の方が入荷本数は多いが、小さい店舗の方が顧客対応が密になりやすい。
ロレックスマラソンの注意点とリスク
ロレックスマラソンは、人気モデルを正規店で購入するために複数の店舗を巡る活動ですが、その際にはいくつかの注意点やリスクを理解しておく必要があります。
店舗での対応や訪問の仕方によっては、購入チャンスを失うどころかブラックリスト入りする可能性もあるため、慎重に行動することが求められます。
まずは先に、注意点とリスクを押さえてから詳細を確認していきましょう。
◆ロレックスマラソンの4つの注意点
① 店舗スタッフや他の顧客への配慮を忘れない ◆ロレックスマラソンの3つのリスク ① 購入の難易度と時間的負担 |
では、ロレックスマラソンを行う上での注意点とリスク詳細を確認していきましょう。ロレックスマラソンを「本当にやる価値があるのかな?」と悩んでいる方も、決断の参考にしてみてくださいね。
ロレックスマラソンの4つの注意点
①店舗スタッフや他の顧客への配慮を忘れない
・店舗スタッフには丁寧な対応を心掛け、威圧的な態度や不適切な言動を避けることが重要です。これにより、ブラックリストに登録されるリスクを回避できます。
・他の顧客の迷惑にならないよう、長時間の滞在や混雑時の訪問を控えましょう。
②電話・入店直後に在庫確認をしない
・電話での在庫確認は避け、店舗に直接足を運び、自然な会話の中で在庫情報を得ることが推奨されます。
・入店直後に在庫確認をするのではなく、スタッフとの信頼関係を築いた上で確認することが大切です。
③清潔感のある服装・情報を調べておく
・スマートカジュアルやビジネスカジュアルなど、清潔感のある服装を心掛けましょう。過度に派手またはカジュアルすぎる服装は避けるべきです。
・ロレックスへの情熱や興味を服装や態度で表現することが、良い印象につながります。
④混雑しない平日昼間などに訪問する
混雑が予想される週末や祝日ではなく、平日の昼間など比較的空いている時間帯に訪れると良いでしょう。効率よく複数店舗を回れるよう、事前に計画を立ててくださいね。
ロレックスマラソンの3つのリスク
①購入の難易度と時間的負担
人気モデルは非常に入手困難で、何度も店舗を訪れても購入できないこともあります。それでも諦めずにマラソンするのであれば、多大な時間と労力をかける覚悟を持つ必要があります。
また、昨今は変えないことで店舗側へクレームを入れる方もいるようですが、ロレックス側がマラソンを促しているわけではありませんので、迷惑行為と判断されれはブラックリストに入る可能性もゼロではありません。
②転売目的と誤解されるリスク
在庫確認や購入時の態度によっては、転売目的と疑われる可能性があります。転売目的と思われてしまうと、目的のモデルだけでなくロレックス自体の購入が難しくなることもありますので、誤解をされないように誠実な態度や身だしなみ、情報・知識をつけておきましょう。
③ブラックリスト登録
店舗スタッフへの迷惑行為や不適切な行動、過剰な行動(頻繁な訪問や長時間滞在)などで、店舗スタッフや他のお客様へ迷惑をかけてしまうとブラックリスト登録につながり、全てのロレックス購入の機会が失われることもあります。
上記を踏まえ、ロレックスマラソンを成功させるためにも、他者への配慮と適切な態度を心掛け、自身だけでなく周囲にもポジティブな影響を与えるよう努めましょう。
もし、まだロレックスマラソンが不安な方は、前述の「ロレックスマラソンで購入がしにくい人の特徴」10個と逆を意識してみると良いでしょう。改めて再掲しておきますので意識してみてくださいね。
◆ロレックスマラソンで購入がしにくい人の10個の特徴
① 知識が乏しい人
② ブランドへの熱意が伝わらない人
③ 店員への態度が悪い人
④ ネガティブな発言をする人
⑤ 情報収集を怠る人
⑥ プライドが高すぎる人
⑦ 転売目的と疑われる人
⑧ すぐに手に入れたいと考える人
⑨ ブランドのイメージに合わない人
⑩ 「どうせ買えない」と諦める人
まとめ
ロレックスマラソンは、ロレックス正規店で人気モデルを手に入れるための一つの手段ですが、成功には戦略と根気が必要です。ロレックスマラソンの成功率を少しでも上げるためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。
✔ 店舗スタッフや他の顧客への配慮を忘れず、信頼関係を築く
✔ 知識を身につけ、ブランドへの熱意を伝える
✔ 転売目的と疑われないよう、誠実な態度で行動する
✔ 長期間のチャレンジを覚悟し、計画的に店舗を訪問する
ロレックスを「確実に買える穴場店舗」は存在せず、タイミングと運が大きく左右するため、マラソンを始める前に時間や労力をかける価値があるのか、ご自身の状況と照らし合わせて判断することも大切です。
一方で、無理にマラソンを続けるのではなく、並行輸入市場や中古市場を活用する選択肢もあります。ロレックスの市場動向を理解し、自分に合った方法で理想の一本を手に入れましょう。
下記ページでは、ロレックスの人気モデルを中心に買取相場をチャートにしています。ロレックスの市場動向の参考になるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
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その他、ロレックスに関する気になることなどがございましたら、下記「ロレックスFAQページ」をご確認ください。
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