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コラム

2025年06月02日

【高級時計4大ブランド】オーバーホールの費用相場と業者選びのポイント

その他の時計情報 【高級時計4大ブランド】オーバーホールの費用相場と業者選びのポイント,アイキャッチ,Asia Watch Trade

高級時計を長く愛用するために欠かせないのがオーバーホールで、時計内部のムーブメントを分解・洗浄・調整し、精度を維持するためのメンテナンスです。
しかし、「いつやるべきか?」「費用はいくらかかるのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

オーバーホールを行う目安としては、例えば以下の期間があります。

OH実施期間の目安・機械式時計(ロレックス・オーデマピゲ・パテックフィリップ):3〜5年ごと
・クォーツ時計:7〜10年ごと

ですが、オーバーホールの頻度・費用・作業内容はブランドやモデルによって異なりますので、以下の表も参考にされてください。

◆高級時計のオーバーホール費用と期間

ブランド 費用(正規サービス) 期間(目安)
ロレックス(Rolex) 約5万~10万円 約4~6週間
パテック フィリップ(Patek Philippe) 約9万~23万円 約6~10週間
オーデマ ピゲ(Audemars Piguet) 約8万5千~22万円 約6~8週間
リシャール ミル(Richard Mille) 約30万~86万6千円(モデルにより異なる) 約3ヶ月以上

※上記の費用はモデルや状態によって変動する可能性があります。正確な情報を得るためには、各ブランドの正規サービスセンターに直接お問い合わせください。

「まだ動いているから大丈夫」と思っている間に、内部の劣化は進行しているかもしれません。そこで本記事では、高級時計買取に携わっている筆者が、オーバーホールの適切なタイミングや依頼先の選び方、費用の相場について解説します。大切な時計の価値を守りながら、長く愛用するためのポイントを押さえていきましょう。

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目次

ブランド別オーバーホールの費用・期間・サービス内容

高級時計のオーバーホール費用や所要期間は、ブランドやモデル、部品の入手難易度によって大きく異なります。ここでは、人気の高い4大ブランド「ロレックス・パテックフィリップ・オーデマピゲ・リシャールミル」のオーバーホールについて、正規店と専門業者それぞれの費用・期間・作業内容の違いを解説します。

◆正規店・非正規店のオーバーホールの費用・期間一覧

ブランド 正規店費用 非正規店費用 修理期間(正規店) 修理期間(非正規店)
ロレックス 5万円〜10万円 3万円〜7万円 4〜6週間(部品交換時は最大2ヶ月) 2〜6週間
パテックフィリップ 7万円〜15万円(カラトラバ基準) 5万円〜10万円 6〜10週間(部品交換時は3ヶ月以上) 3〜8週間
オーデマピゲ 7万5千円〜31万5千円(モデル別) 4万円〜8万円 6〜8週間(スイス送りの場合は半年以上) 2〜6週間
リシャールミル 約30万円〜数百万円 対応不可の場合が多い 3ヶ月以上(部品調達次第で半年以上) 対応不可または長期間

ポイントとして、正規店のオーバーホールは、メーカーの基準を満たした高品質なメンテナンスが保証されるため、資産価値の維持にもつながります。
反対に非正規店は、費用を抑えられる場合がありますが、技術力や部品の品質にばらつきがあるため注意が必要です。中でもリシャールミルは、非正規では対応不可が多いです。

では、各ブランドごとのオーバーホールに関する詳細を見ていきましょう。

1. ロレックス(Rolex)

世界的に人気の高いロレックスは、ムーブメントの耐久性が高く、7〜10年ごとのオーバーホールが推奨されています。ただし、高湿度環境で使用するダイバーズウォッチや、日常的に酷使する時計では、4〜6年ごとのメンテナンスが望ましいケースもあります。また、特に人気の高いスポーツモデルは、定期メンテナンスによって資産価値を維持しやすいのも特徴です。

費用・期間の目安

  • 正規店(日本ロレックス):5〜10万円(ステンレスモデル基準)
  • 専門業者:3〜7万円
  • 所要期間:4〜6週間(部品交換時は最大2ヶ月)

作業内容の特徴

  • ムーブメントの完全分解・洗浄・再組立
  • パッキン・ゼンマイの交換(必要に応じて)
  • 専用機器による防水・精度テスト
  • ケース・ブレスレットのポリッシュ(希望時)
  • 国際サービスギャランティーの発行(正規店のみ)

オーバーホール後の保証

オーバーホール完了後、時計は専用のポーチに入れられ、2年間有効な国際サービス保証書とともに返却されます。この保証には、技術料と必要に応じた部品交換が含まれ、ロレックスの厳しい基準を満たした修理が行われたことを証明します。

AWTスタッフ

筆者が聞いた話では、ロレックス正規店以外でオーバーホールしたことがある方で「ギャランティカードの有無で料金が割引された」ケースもあるようです。

しかしながら、正規店以外を利用することは推奨されていることではありませんので、よく検討した上で依頼をしましょう。

2. パテックフィリップ(Patek Philippe)

「一生モノの時計」と称されるパテックフィリップは、非常に精巧なムーブメントを持ち、正規メンテナンス履歴が資産価値維持に必須です。

費用・期間の目安

  • 正規店:7〜15万円(カラトラバ基準)
    ※例:自動巻き(レベル2)では最高1,000CHF(約168,000円)
  • 専門業者:5〜10万円
  • 所要期間:6〜10週間(部品交換時は3ヶ月以上)

作業内容の特徴

  • ムーブメントの分解・洗浄・調整
  • 歯車・パッキン・ゼンマイの摩耗チェックと交換
  • 高精度な防水・精度試験(コンプリケーションモデルは慎重な調整)
  • ケース・ブレスレットの外装仕上げ
  • サービス証明書の発行(正規店)

注意
パテックフィリップは、非正規業者でオーバーホールを行うと正規メンテナンスを断られる可能性があります。特に永久カレンダーやミニッツリピーターなどの複雑機構モデルでは、必ず正規メンテナンスを選ぶのが安心です。

オーバーホールの際には防水パッキンや一部のムーブメント部品の交換が必須となり、指針一式やリュウズ、主ぜんまい、電子回路(クォーツ式ムーブメント)などは必要に応じて交換されます。

AWTスタッフ

ネットなどをはじめ、パテックフィリップを非正規店でオーバーホールできるか疑問を抱いている方がおられます。対応していたとしても、パテックフィリップレベルの時計になると、修理を得意としているお店は無いに等しいと考えられます。資産価値などを鑑みても、正規店へご依頼することをおすすめします。

3. オーデマピゲ(Audemars Piguet)

オーデマ ピゲのオーバーホール費用は、モデルやムーブメントの種類によって異なります。以下は、公式サイトの情報をもとにしたスイスフラン(CHF)での料金と、2025年2月時点の為替レート(1CHF=約150円)を適用した日本円での概算です。

費用・期間の目安

正規店

  • クォーツ:約75,000円(500CHF)
  • 手巻き:約120,000円(800CHF)
  • 自動巻き:約127,500円(850CHF)
  • エクストラシン:約180,000円(1,200CHF)
  • クロノグラフ:約240,000円(1,600CHF)
  • パーペチュアルカレンダー:約315,000円(2,100CHF)
    ※為替レート(1CHF=約150円)で算出(2025年2月時点)

専門業者

  • 4〜8万円(モデルや業者によって異なる)

所要期間

  • 正規店:6〜8週間(スイス送りの場合は半年以上)
  • 専門業者:2〜6週間

作業内容の特徴

  • ムーブメントの完全分解・洗浄・再組立
  • 摩耗部品の交換(必要時)
  • 防水・精度テスト(専用機器を使用)
  • 外装の研磨・仕上げ(希望時)
  • 「サプライキット」の提供(正規店限定)

また、オーデマ ピゲでは機械式時計の永久修理対応を行っており、スイスの工房で歴代すべての時計が修復できるのも特徴です。

◆ 注意点

オーデマ ピゲのオーバーホールを非正規店で行うと、今後正規メンテナンスを断られる可能性や、時計の性能・価値を損なうリスクがあります。
特にクロノグラフやパーペチュアルカレンダーなどの複雑機構を持つモデルや、特殊なビスの締め付け技術が必要なロイヤルオークの八角形ベゼルは、正規メンテナンスをおすすめします。

AWT

正規店でのオーバーホール完了後にはサービス証明書が発行され、時計のメンテナンス履歴として保管されます。この証明書は、将来的な資産価値の維持や買取査定額にも影響します。

4. リシャールミル(Richard Mille)

リシャールミルは、カーボンTPTやセラミックなどの特殊素材を使用したケース構造が特徴的であり、そのオーバーホールには高度な技術が求められます。そのため、正規代理店以外でのメンテナンスは推奨されていません。

費用・期間の目安

  • 正規店:一般的に約30万円〜複雑な機構を持つモデルは数百万円
  • 専門業者:対応不可の場合が多い
  • 所要期間:3ヶ月以上(部品調達次第で半年以上)

作業内容の特徴

  • ケースの分解・洗浄(カーボンTPT・セラミック製)
  • ムーブメントの分解・洗浄・注油・再組立
  • トルク制御機構の調整(特定モデルのみ)
  • 防水性・耐衝撃性のテスト
  • ストラップの点検・調整

注意点

リシャール・ミルの公式サイトによれば、定期的なメンテナンスとして3年ごとのオーバーホールと、定期的な防水性能のチェックが推奨されています。
また、正規メンテナンスを受ける際には、購入時の保証書やギャランティカードの提示が必要です。

AWT

非正規店による改造・修理は、保証の無効化や時計の価値低下につながる可能性がありますので、正規代理店でのメンテナンスを強くおすすめします。

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オーバーホール費用を左右する3つのポイント

オーバーホールの費用は、単にブランドの違いだけでなく、ムーブメントの種類・部品の摩耗具合・追加作業の有無によっても大きく変動します。

価格を左右する3つのポイント① ムーブメントの種類
② 部品の摩耗・交換の有無
③ 外装研磨(ポリッシュ)の有無

では、それぞれを詳しくみていきます。

① ムーブメントの種類

時計のムーブメント(動力機構)の構造が複雑になるほど、分解・洗浄・調整に高度な技術が必要になり、オーバーホール費用も高額になります。

ムーブメントの種類 費用の目安
クォーツ(電池式) 約4〜7万円
自動巻き・手巻き(基本モデル) 約6〜10万円
クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き) 約10〜20万円
トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー 30万円以上

例えば、クロノグラフはムーブメント内に複数のギアとプッシュボタン機構があるため部品点数が多く、その分調整にも時間とコストがかかります。
さらに、パーペチュアルカレンダーやミニッツリピーターなどの超高級モデルは、一部の時計職人しか扱えないため、オーバーホール費用が30万円以上になることも珍しくありません。

② 部品の摩耗・交換の有無

オーバーホールは基本的にムーブメントの分解・洗浄・注油・調整が主な作業ですが、部品の摩耗や破損があると交換が必要になり、追加費用が発生します。

特に以下の部品は、劣化が進むと交換が推奨されるため、費用が変動するポイントです。

劣化している場合、交換が推奨される=費用が変動するポイント・ゼンマイ(自動巻き・手巻き時計):約5,000〜2万円
・パッキン・ガスケット(防水時計)」約3,000〜1万円
・歯車・歯車軸受け(ムーブメント内の駆動部品):1万円〜数十万円 ※ブランド・モデルによる

ロレックスのような量産モデルは部品の供給が安定しているため比較的安価ですが、リシャールミルやオーデマピゲなどの特殊素材を使用したモデルでは、部品交換だけで数十万円かかることもあります。

③ 外装研磨(ポリッシュ)の有無

ケースやブレスレットのポリッシュ(外装研磨)は、オーバーホールの基本料金には含まれていないことが多く、オプションとして追加可能です。

研磨作業の種類 費用の目安
ケース研磨 約5,000〜3万円
ブレスレット研磨 約1万〜5万円
サテン仕上げ(ロイヤルオークなど) 約2万〜10万円

例えば、ロイヤルオークのように独特のサテン仕上げが施された時計は、磨きすぎると本来の質感が失われるため、熟練の職人による繊細な研磨が必要になります。そのため、一般的な鏡面仕上げの時計よりも研磨費用が高くなる傾向があります。

見積もり時には「追加作業」をチェックしよう

オーバーホールの見積もりは、基本料金だけでなく、部品交換や外装仕上げのオプション料金も含めて考えましょう

POINT・ムーブメントの種類が複雑なほど高額になる
・部品の摩耗具合で交換費用が追加される
・外装研磨を依頼すると、さらにコストがかかる

事前に見積もりを依頼して追加作業の有無を確認することで、思わぬ高額請求を防ぐことができます。

次に、正規店と非正規店のオーバーホールの違いについて、さらに詳しくご紹介します。

正規店のオーバーホールと専門業者の違い

◆正規オーバーホールと専門業者の違い,Asia Watch Trade

時計のオーバーホールは「正規サービス」と「専門業者」に依頼できますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。2択で考えるならば、 資産価値の維持を重視するなら正規店、費用を抑えたいなら信頼できる専門業者となるでしょう。

しかしながら、特にロレックス・パテックフィリップ・オーデマピゲ・リシャールミルのような高級ブランドは、正規メンテナンス履歴が買取価格や資産価値に影響を与えるため、慎重に選ぶようにしてください。

特に注意が必要なブランド・パテックフィリップ・リシャールミル
 非正規メンテナンス履歴があると正規店でのオーバーホールを拒否される可能性があります。
ロレックス・オーデマピゲ
 純正部品を使用しないと、正規保証を受けられなくなる場合があります。

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非正規業者を選ぶ場合:後悔しないための4つのポイント

時計のオーバーホールは、依頼する業者次第で品質や費用、時計の寿命に大きく影響します。特に高級ブランド時計では、信頼できる業者選びが不可欠になりますので、以下の4つのポイントは必ずチェックすることをおすすめします。

非正業者選び4つのポイント① 料金体系は明確か?
② 純正部品の使用実績があるか?
③ 保証期間は1年以上か?
④ 修理実績は十分か?

 料金体系は明確か?

  1. 見積もり時に作業内容・費用の内訳を明確に説明してくれる業者を選ぶ
  2. 基本料金+追加料金」ではなく、作業内容ごとの料金表を公開している業者は透明性が高い。
  3. 相場より極端に安い業者は要注意。互換部品の使用や不十分な作業のリスクがあります。

【チェックポイント】
✔「部品交換時は追加料金発生」など、条件が事前に提示されるか?
✔ 相場より極端に安い価格を提示する業者ではないか?

② 純正部品の使用実績があるか?

  1. ロレックス・パテックフィリップ・オーデマピゲなどは、純正部品の取り扱いが制限されており、専門業者での修理時に互換品が使用されることがある
  2. 純正部品での修理が可能か?」を確認し、互換部品を使用する場合は事前説明を受けることが重要。
  3. パテックフィリップやリシャールミルは、非正規部品交換が判明すると正規メンテナンスを断られる可能性あり。

【注意点】
・リシャールミルは、非正規の修理や部品交換が発覚すると、正規メンテナンスを完全に拒否される場合があります。
・ パテックフィリップも、非正規修理歴があると買取査定が下がるケースがあります。

③ 保証期間は1年以上か?

・オーバーホール後は通常、1〜2年間の動作保証が提供される。
保証期間が3ヶ月以下の業者は要注意。作業の品質に不安が残る可能性がある。

ブランドごとの保証内容,Asia Watch Trade

正規店と比べる際には、保証サービスの有無にも目を向けましょう特に資産価値を維持したい高級時計では、長期保証がある正規メンテナンスの方が安心です。

④ 修理実績は十分か?

オーバーホールは、ブランドやモデルごとに専門知識が求められる作業です。特にリシャールミルやオーデマピゲのように、複雑機構や特殊素材を扱うモデルでは、一般的な時計修理店では対応が難しいことが多く、修理を依頼する業者の技術力をしっかり確認することが重要です。

技術力が求められる時計の例クロノグラフ(多層構造のムーブメント)
・トゥールビヨン(精密な調整が必要)
・パーペチュアルカレンダー(複雑な歯車機構)
・特殊素材のケース(カーボンTPT・セラミック)(傷や破損を防ぐ慎重な作業が必要)

修理を依頼する前に、その業者が「どのブランド・モデルに対応できるのか?」を必ず確認しましょう。特に高級ブランド時計では、正規メンテナンスの履歴が資産価値に影響するため、業者選びは慎重に行うべきです。

では、実際にオーバーホールを依頼するなら、どこを選ぶべきなのでしょうか?次のセクションでは、「正規店」と「専門業者」の選び方をご紹介します。

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正規店 or 非正規専門業者?目的別に選ぶオーバーホールの依頼先

結論から言うと、資産価値を重視するなら正規店、コスト優先なら非正規専門業者と考えてよいでしょう。高級時計のオーバーホールを依頼する際は、「資産価値を守る」か「費用を抑える」かによって選ぶべき業者が変わってきます。特にブランドによっては、非正規メンテナンスが将来的なリスクになることも。ここでは、目的別の選び方と注意点をまとめました。

目的別のオーバーホール依頼先

高級時計のオーバーホールは、資産価値の維持を優先するか、コストを抑えるかによって選択肢が異なります。以下の表を参考に、自分に合ったオーバーホール先を検討しましょう。

目的別のオーバーホール依頼先,Asia Watch Trade

正規メンテナンスが推奨されるブランド

以下のブランドは、正規メンテナンスが必須とされています。

  • パテックフィリップ
    非正規での修理履歴があると、今後の正規メンテナンスを受けられなくなる可能性がある。
  • リシャールミル
    正規代理店以外でのオーバーホールが原則不可であり、非正規修理を行うとメーカー保証の無効化や資産価値の低下につながる。

非正規専門業者での対応が可能なブランド

以下のブランドは、信頼できる非正規専門業者でもメンテナンスが可能な場合があります。

  • ロレックス
    専門業者でも適切なメンテナンスを受けることで、コストを抑えながら維持できる。
  • オーデマピゲ
    一部モデルでは専門業者での対応も可能ですが、クロノグラフやパーペチュアルカレンダーなどの複雑機構モデルは、正規メンテナンスが推奨される。

専門業者を利用する際の注意点

  • 資産価値の低下リスク
    非正規メンテナンスを行うと、買取査定時に減額される可能性がある。
  • 技術力の確認
    修理実績や純正部品の使用可否を事前にチェックする。
  • 保証の有無
    保証期間が短い業者は、作業品質に不安が残ることがある。

時計の用途や将来的な売却・継承を考えている場合は、正規メンテナンスを選ぶのが無難です。

非正規専門業者へ依頼する場合:チェックしたい4つのポイント

時計のメンテナンスを任せられる非正規専門業者を選ぶために、以下の点を確認しましょう。

①公式サイトに修理事例・実績が豊富に掲載されているか?
②クロノグラフやトゥールビヨン搭載モデルの修理経験があるか?
③ブランドごとに技術者が在籍し、専門対応を行っているか?
④高級時計のオーバーホール専門店か、幅広いブランドに対応しているか?

特に、リシャールミルやオーデマピゲは、正規店以外でのオーバーホールが将来的なメンテナンス制限につながる可能性があることは、必ず踏まえた上で選択をしましょう。
その上で非正規専門業者でのオーバーホールを希望する場合は、修理実績が豊富で、各ブランドに精通した技術者が在籍しているかを事前に確認し、適切なメンテナンスを受けられる業者を選びましょう。

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まとめ:資産価値を考えるなら正規店でのOH推奨◎

高級時計のオーバーホールは、時計の精度維持だけでなく、部品の劣化防止や資産価値の維持にも欠かせないメンテナンスです。時計の種類や使用環境によって適切な頻度は異なりますが、基本的には 機械式時計なら3〜5年ごと、クォーツ時計なら7〜10年ごと のオーバーホールが推奨されます。

オーバーホールの費用や作業内容はブランドごとに異なり、特にパテックフィリップやリシャールミルなどは 正規メンテナンスが必須となる場合があります。資産価値を重視するなら、正規店でのオーバーホールを検討しましょう。

ブランド別オーバーホール費用と期間(正規店)

  • ロレックス:5万〜10万円 / 4〜6週間
  • パテック フィリップ:9万〜23万円 / 6〜10週間
  • オーデマ ピゲ:8万5千〜22万円 / 6〜8週間
  • リシャール ミル:30万〜86万6千円 / 3ヶ月以上

※モデルによって費用が変動します。

正規オーバーホール or 専門業者

  • 正規オーバーホール:純正部品の交換や精度保証があり、資産価値を維持しやすい
  • 専門業者:費用を抑えられる場合があるが、技術力や部品の品質にばらつきがある

オーバーホールの依頼先選びのポイント

  • 資産価値を維持するなら正規メンテナンスがおすすめ
  • 費用を抑えたい場合は信頼できる専門業者も選択肢
  • リシャールミルやパテックフィリップなど、一部ブランドは正規メンテナンスが必須

時計は「まだ動くから大丈夫」と思っていても、内部の潤滑油が劣化し、部品が摩耗している可能性があります。適切なタイミングでオーバーホールを行うことで、時計の精度を保ち、資産価値も維持することができます。
大切な時計を長く愛用するためにも定期的なメンテナンスを欠かさず、次のオーバーホール時期を意識しておきましょう。

また、オーバーホールの頻度や今日からできる時計の保管方法などを詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もご覧ください。
▶︎【機械式3〜5年、クォーツ7〜10年】腕時計オーバーホール頻度・必要性◀︎

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