オーデマ ピゲのオーバーホールに要する期間は、モデルの種類やメンテナンス内容によって異なります。特に複雑機構モデルは、修理に時間がかかる傾向があります。
✔ クロノグラフやパーペチュアルカレンダーは8〜16週間かかることが多い
✔ ミニッツリピーターやトゥールビヨンは、スイス送りになり半年以上かかる場合もある
✔ 非正規店なら2〜6週間で完了することが多いが、技術力や部品の品質に注意が必要
では、それぞれの詳細を見ていきましょう。
① 正規メンテナンスの場合(オーデマ ピゲ公式サービス)
オーデマ ピゲの正規オーバーホールには、以下の期間がかかります。
ムーブメントの種類 | オーバーホール期間(正規店) |
---|---|
クォーツ(電池式) | 約6〜8週間 |
手巻き・自動巻き | 約6〜8週間 |
エクストラシン(薄型ムーブメント) | 約6〜10週間 |
クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き) | 約8〜12週間 |
パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー) | 約10〜16週間 |
ミニッツリピーター・トゥールビヨンなど超複雑機構 | 6ヶ月以上(スイス送りの場合は1年以上) |
✔ 標準的なモデルは6〜8週間ほどで完了
✔ クロノグラフやパーペチュアルカレンダーは8週間以上かかることが多い
✔ トゥールビヨンやミニッツリピーターは、スイス本社送りになるため半年以上かかる場合も
オーデマ ピゲでは、ムーブメントの完全分解・洗浄・調整だけでなく、防水テストやケースの仕上げも含めたメンテナンスを行うため、一定の時間が必要になります。
② 非正規メンテナンス(専門業者)の場合
非正規業者でオーバーホールを行う場合、正規メンテナンスよりも短期間で完了するケースが多いです。
ムーブメントの種類 | オーバーホール期間(非正規店) |
---|---|
クォーツ(電池式) | 約2〜4週間 |
手巻き・自動巻き | 約3〜6週間 |
クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き) | 約4〜8週間 |
パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー) | 約6〜12週間 |
ミニッツリピーター・トゥールビヨン | 対応不可のケースが多い |
✔ 非正規店では、標準モデルで2〜6週間ほどで完了することが多い
✔ クロノグラフなどの複雑機構は、正規店と比べてやや短期間で済むこともあるが、技術力にばらつきがある
✔ ミニッツリピーターやトゥールビヨンなどの超複雑機構は、対応不可のケースが多い
非正規業者ではスイス送りにならない分、納期が短縮されるケースが多いですが純正部品の使用や精度保証の有無には注意が必要です。
③ オーバーホール期間を短縮する方法
オーバーホールを短期間で完了させるために、以下のポイントを意識するとスムーズです。
✔ 事前に予約を入れる(オーデマ ピゲの正規メンテナンスは、予約制になっていることが多いため)
✔ 正規店ではなく、信頼できる専門業者に依頼する(ただし、資産価値を考慮する場合は正規店が推奨)
✔ 定期的なメンテナンスを行い、部品交換を最小限に抑える(部品交換が多いと、修理期間が延びることがある)
オーデマ ピゲのオーバーホールはモデルによって期間が大きく異なるため、修理に出す前に事前の見積もりや納期を確認するのがおすすめです。
オーバーホールに関する頻度や費用、業者選びのコツなどを知りたい方は、以下のリンク先が参考になります。
▶︎【高級時計4大ブランド】オーバーホールの費用相場と業者選びのポイント◀︎
▶︎【機械式3〜5年、クォーツ7〜10年】腕時計オーバーホール頻度・必要性◀︎
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