オーデマ ピゲの複雑機構モデル(パーペチュアルカレンダー、クロノグラフ、ミニッツリピーターなど)は、ムーブメントの構造が精密でパーツの数も多いため、通常の自動巻きモデルよりもオーバーホール費用が高額になります。
✔ パーペチュアルカレンダー:約31万円
✔ ミニッツリピーター・トゥールビヨンは50万円以上
✔ スイス送りになると、オーバーホール完了まで半年以上かかる場合もある
✔ 正規メンテナンスを受けることで、資産価値を維持しやすい
✔ 非正規店では費用を抑えられるが、正規パーツの使用や技術力にばらつきがあるため慎重に選ぶ必要がある
詳細を見ていきます。
① オーバーホール費用の目安
オーデマ ピゲの公式サイトに基づくオーバーホール料金(スイスフラン:CHF)を、日本円(1CHF=約150円)で換算すると、以下のようになります。
| ムーブメントの種類 | オーバーホール費用(正規店) |
|---|---|
| クォーツ(電池式) | 約75,000円(500CHF) |
| 手巻き | 約120,000円(800CHF) |
| 自動巻き | 約127,500円(850CHF) |
| エクストラシン(薄型ムーブメント) | 約180,000円(1,200CHF) |
| クロノグラフ(ストップウォッチ機能付き) | 約240,000円(1,600CHF) |
| パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー) | 約315,000円(2,100CHF) |
| ミニッツリピーター・トゥールビヨンなど超複雑機構 | 50万円以上(モデルによる) |
✔ クロノグラフは、一般的な自動巻き時計よりもオーバーホール費用が約10万円高い
✔ パーペチュアルカレンダーは、通常のモデルよりも約3倍の費用がかかる
✔ ミニッツリピーターやトゥールビヨンは、カスタム対応になるため見積もり次第(数百万円になることも)
② オーバーホール費用が高額になる理由
✔ 複雑なムーブメント構造:通常の時計よりも部品点数が多く、分解・組み立てに時間がかかる
✔ 調整が高度な技術を要する:パーペチュアルカレンダーやミニッツリピーターは、ほんのわずかなズレでも機能しなくなるため、精密な調整が必要
✔ 純正部品の交換が必須:特にトゥールビヨンやクロノグラフのパーツは、摩耗しやすく交換費用が高額
③ 非正規店でのオーバーホール費用
| ムーブメントの種類 | 非正規店の費用(目安) |
|---|---|
| クォーツ | 約40,000円〜80,000円 |
| 手巻き・自動巻き | 約80,000円〜150,000円 |
| クロノグラフ | 約150,000円〜250,000円 |
| パーペチュアルカレンダー | 約200,000円〜400,000円 |
| ミニッツリピーター・トゥールビヨン | 対応不可のケースが多い |
✔ 非正規店では費用を抑えられるが、正規パーツの使用可否や技術力にバラつきがある
✔ 特に超複雑機構(トゥールビヨン・ミニッツリピーターなど)は、正規店以外では対応できないケースが多い
✔ 正規メンテナンス履歴がないと、資産価値が下がる可能性がある
特にトゥールビヨンやミニッツリピーターなどの超高額モデルは、正規メンテナンスが必須です。オーバーホールを検討する際は事前に見積もりを確認し、適切なメンテナンス先を選びましょう。
メンテナンスのタイミングや適正な依頼先、価格帯など、オーバーホールの詳細は下記の記事が役立ちます。
▶︎【高級時計4大ブランド】オーバーホールの費用相場と業者選びのポイント◀︎
▶︎【機械式3〜5年、クォーツ7〜10年】腕時計オーバーホール頻度・必要性◀︎
▶︎オーデマ ピゲ人気モデル「買取相場チャート」◀︎
・保証付きモデルや実績のある価格例は、下記よりご確認いただけます。
▶︎オーデマ ピゲの「最低買取保証・買取実績一覧」◀︎
電話査定
LINE査定