リシャールミルでは、時計の購入時に3年間のメーカー保証が付与されており、正規の修理・点検を受けることでさらに2年間の延長保証が適用されます。これにより、最大5年間の保証を受けることが可能です。
オーバーホール後の保証については、正規サービスセンターでオーバーホールを受けた場合にのみ適用されるため、非正規店でのメンテナンスを行うと保証が無効になる可能性があります。
◆オーバーホール後の保証内容
リシャールミルの正規オーバーホールを受けると、メーカーが定める基準を満たした修理が行われたことを証明する保証書が発行されます。この保証の期間や適用範囲はモデルや修理内容によって異なりますが、一般的にはオーバーホール完了後、一定期間の修理保証が付与されます。
また、オーバーホール後の保証は以下のようなケースで、適用・適用外になることが多いです。
【保証がされるケース】
✔ ムーブメントの精度保証(一定期間内に異常な時間のズレが発生した場合の再調整)
✔ 防水性能の保証(正規メンテナンスでパッキン交換・防水テストを受けた場合)
✔ 交換部品の品質保証(摩耗した歯車やゼンマイなど、交換部品の機能保証)
【保証されないケース】
✖︎ 外部からの衝撃や事故による破損(落下・強い衝撃によるケースの損傷など)
✖︎ 非正規メンテナンス歴がある時計(メーカー保証が失効する可能性あり)
✖︎ 磁気や湿気による影響(適切な保管がされていない場合)
◆オーバーホール後の保証を受けるための3つのポイント
①正規代理店または公式サービスセンターでオーバーホールを受けること
非正規店での修理は、メーカー保証が無効になる可能性があります。
②保証書を保管し、メンテナンス履歴を残しておくこと
正規オーバーホールの履歴があると、将来的な買取査定額にもプラスに働くことがあります。
③定期的な点検を受け、異常があれば早めに対応すること
オーバーホールの間隔が空きすぎると、部品の劣化が進行し、大規模な修理が必要になる可能性があります。
リシャールミルの時計は、特殊素材や複雑なムーブメントを採用しているため、オーバーホール後の保証を最大限活用することで、時計本来の性能を長く維持できます。高級時計としての価値を保つためにも、正規のメンテナンスを受けて保証を適切に管理することが重要です。
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