リシャールミルのオーバーホール費用はモデルや修理の内容によって異なりますが、30万円~100万円以上が一般的な目安です。
リシャールミルの時計は、高度な技術を駆使したムーブメントとカーボンTPTやチタンなどの特殊素材を使用しているため、メンテナンスコストが高めに設定されています。
特に、トゥールビヨンやクロノグラフなどの複雑機構を搭載したモデルは分解・調整の工程が増えるため、さらに費用がかかることがあります。
◆モデル別オーバーホール費用の目安
モデル | オーバーホール費用(目安) | 修理期間(目安) |
---|---|---|
標準的なモデル(RM005・RM010など) | 30万円~50万円 | 3~6ヶ月 |
クロノグラフ搭載モデル(RM011・RM72-01など) | 50万円~80万円 | 6ヶ月以上 |
トゥールビヨン搭載モデル(RM027・RM56など) | 100万円以上 | 半年~1年以上 |
※具体的な費用は、時計の状態や必要な修理内容によって変わります。
◆オーバーホール費用が高額になる理由
リシャールミルのメンテナンス料金が高額になる要因には、以下のような点が挙げられます。
・ムーブメントの精密性
極めて高度な技術が求められるため、分解・清掃・組み立ての工程が複雑になり、その分コストも上がります。
・特殊素材の取り扱い
ケースやブレスレットに使用されるカーボンTPT、チタン、セラミックなどは、通常の時計とは異なる加工技術が必要なため、専用のメンテナンス設備が必要になります。
・純正部品のみ使用
リシャールミルでは、オーバーホール時に正規の部品のみを使用するため、部品調達コストも影響します。
◆オーバーホールを依頼する際の注意点
リシャールミルのオーバーホールは、正規代理店のみで対応可能です。非正規業者では対応が難しく、メーカー保証が無効になる可能性があるため、必ず正規のルートでメンテナンスを受けることをおすすめします。
また、修理期間は3ヶ月以上かかることが一般的で、場合によっては半年以上かかることもあります。
定期的なメンテナンスを受けることで、時計の性能を維持しながら資産価値を守ることができます。オーバーホールのタイミングを見極めて、適切なメンテナンスを行いましょう。ぜひ下記記事も参考にされてください。
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