ロレックスのスポーツモデル(サブマリーナ、GMTマスター、デイトナなど)は、中古市場でも高い人気を誇るため、正規オーバーホールの実施とオリジナル状態の維持が大切です。
さらに、防水性能の維持や定期的なクリーニングを行うことで、時計のコンディションを良好に保つようにすることも大事です。
②オリジナルパーツのまま使用し、社外カスタムは避ける
③防水テストを定期的に受け、パッキンの劣化をチェックする
④研磨(ポリッシュ)は最小限に抑え、ケース形状を保つ
⑤磁気対策・適切な保管でムーブメントの精度を維持する
それでは、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
①定期的な正規オーバーホールを実施する
✔ 推奨頻度:5~7年ごとに実施
✔ ムーブメントの分解・洗浄・注油で精度を維持
✔ 正規オーバーホールを受けることで、国際サービスギャランティーが発行される
ロレックスのスポーツモデルは精密な機構を持つため、定期的なオーバーホールでムーブメントの精度を維持することが資産価値の維持につながります。
特に正規メンテナンスを受けた履歴があると、買取査定時にプラス評価されやすくなります。
②オリジナルの状態を保つ(改造・カスタムを避ける)
✔ 社外パーツ(互換ベゼル・ダイヤ装飾など)の使用は避ける
✔ オリジナルの文字盤・針・ブレスレットを維持する
✔ 正規パーツでのメンテナンスを徹底する
ロレックスのスポーツモデルは、オリジナルパーツのままの状態が最も価値が高いと評価されます。
特に「社外カスタム」を施した場合、正規メンテナンスが受けられなくなったり、買取査定で減額されるリスクがあるため注意が必要です。
③防水性能を維持する
✔ 2~3年ごとに防水テストを受ける
✔ 防水パッキンの劣化をチェックし、必要なら交換
✔ ダイバーズモデルは使用後に真水で洗浄する
ロレックスのスポーツモデルは防水性能が高いですが、経年劣化によるパッキンの劣化で防水性が低下することがあります。
特にダイバーズウォッチ(サブマリーナ、シードゥエラーなど)を海やプールで使用する場合は、定期的に防水チェックを受けることが重要です。
④外装の適切なケア(磨きすぎに注意)
✔ 日常的に柔らかいクロスで拭き取る
✔ ブレスレットやケースの研磨(ポリッシュ)を頻繁にしない
✔ ポリッシュを希望する場合は、正規メンテナンスで行う
ロレックスのケースやブレスレットはポリッシュ加工で新品のように仕上げることができますが、磨きすぎるとケースやラグの形状が変わり、資産価値が低下することがあります。
外装の傷が気になる場合も、研磨は最小限に抑えることが望ましいです。
⑤適切な保管と磁気対策
✔ 時計を使用しない時は湿度の低い場所で保管する
✔ 磁気の影響を受けないよう、スマホやスピーカーの近くを避ける
✔ 長期間保管する場合は、定期的にゼンマイを巻いて潤滑油の固着を防ぐ
ロレックスのスポーツモデルは耐久性が高いですが、強い磁気を受けるとムーブメントの精度が狂う可能性があります。また、長期間使用しない場合でも適切な環境で保管することが、資産価値を維持するために重要です。
このように、ロレックスのスポーツモデルの資産価値は、正規メンテナンスとオリジナル状態の維持が鍵となります。
特に「正規オーバーホールの履歴があるかどうか」は、買取査定額に大きな影響を与えるため、資産価値を意識するなら正規メンテナンスを受けることをおすすめします。もう少し検討してみたい方は下記記事も参考にされてください。
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