ロレックスの正規オーバーホール費用は、5万~15万円程度が一般的で、モデルや素材、部品交換の有無によって変動します。
正規メンテナンスを受けることで、資産価値を維持しやすく保証も付くため安心です。費用を抑えたい場合は、専門業者を利用する選択肢もありますがリスクを考慮する必要があります。
◆ ロレックスの正規オーバーホール費用の目安
ロレックスの正規オーバーホール費用は、モデルや状態によって異なりますが、以下のような価格帯が一般的です。
・スポーツモデル(サブマリーナ・GMTマスター・デイトナなど)…約7万~15万円
・ゴールド・プラチナモデル(デイデイト・ヨットマスターなど)…約10万~20万円
◆ 費用が変動する5つの要因
ロレックスのオーバーホール費用は、以下の要素によって変わります。
✔ モデル・素材の違い…ゴールドやプラチナモデルは、外装の仕上げや部品交換が必要になるケースが多く、ステンレスモデルより高額になりやすいです。
✔ ムーブメントの種類…クロノグラフ(デイトナなど)やGMT機能付きモデルは、作業工程が多く、通常の自動巻きムーブメントより費用が高くなります。
✔ 部品交換の有無…ゼンマイやパッキンなどの消耗部品の交換が必要な場合、追加費用(数千円~数万円)が発生します。
✔ 外装仕上げの追加…ケースやブレスレットの研磨(ポリッシュ)を希望すると、1万~3万円ほど追加費用がかかります。
✔ コンディションによる追加修理…長期間オーバーホールを行っていなかったり、部品の摩耗が進んでいる場合は、追加の修理費用が発生することがあります。
◆ 正規オーバーホールと専門業者の違い
ロレックスのオーバーホールは、専門業者(非正規店)でも対応可能ですが、費用や納期、リスクが異なります。
項目 | 正規オーバーホール | 専門業者(非正規店) |
---|---|---|
費用 | 約5万~15万円 | 約3万~7万円 |
納期 | 4~6週間(部品交換時は最大2ヶ月) | 2~6週間 |
部品の使用 | 純正部品のみ | 純正部品・互換部品(業者による) |
保証 | 2年間の「国際サービスギャランティー」付き | 店舗ごとに異なる(3ヶ月~1年が一般的) |
資産価値 | 維持しやすい | 正規メンテナンス履歴がないと買取価格に影響する可能性あり |
◆ 正規オーバーホールを受けるメリット
ロレックスの正規オーバーホールには、以下のメリットがあります。
✔ 純正部品を使用し、メーカー基準で修理されるため、品質が保証される
✔ オーバーホール後に「国際サービスギャランティー(2年保証)」が付与される
✔ 資産価値を維持しやすい(買取査定時に正規メンテナンス履歴がプラス評価されることが多い)
当店では、買取査定前にオーバーホールをせずに査定に出すことをおすすめしていますので、下記もあわせてご覧ください。
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