ロレックスの買取相場は、モデルごとに異なる推移を示しており、需要と供給、為替レート、世界情勢などの要因によって影響を受けます。
2024年のロレックスの買取相場では、特にデイトナやサブマリーナなどの人気モデルが、高い需要と供給不足から大幅に上昇しました。一方で、エアキングは年初に高騰した後、大幅な下落を記録しており、GMTマスターIIやデイトジャストなどの定番モデルは、比較的安定した推移を見せています。
では、以下で主要モデルの買取相場の推移と特徴をみていきましょう。
1. デイトナ
【価格推移】
2019年:約229万円
2021年:約313万円
2022年:約422万円
2024年1月:約302万円
2024年12月:約402万円
【特徴】
デイトナは、ロレックスの中でも特に人気が高く、希少性も相まって高い買取相場を維持しています。特に、ポール・ニューマンが着用していたモデルは、2017年にオークションで1,780万ドル(約19億円)で落札されるなど、ヴィンテージモデルの価値が高騰しています。2024年には年初に一時下落しましたが、再び相場は上昇し、400万円を超える価格で推移しています。
2. エクスプローラー
【価格推移】
2019年:約67万円
2021年:約99万円
2022年:約110万円
2024年1月:約80万円
2024年12月:約101万円
【特徴】
エクスプローラーは、探検家向けに設計されたモデルで、シンプルなデザインが特徴です。近年、そのミニマルなデザインが再評価され、買取相場が上昇傾向にあります。2024年も比較的安定して推移し、年初から10万円以上の上昇を記録しました。
3. サブマリーナ
【価格推移】
2020年:約150万円
2022年2月:約230万円
2022年7月:約170万円
2024年1月:約92万円
2024年12月:約290万円
【特徴】
サブマリーナは、ダイバーズウォッチとしての高い性能とデザイン性から、常に高い需要があります。その結果、買取相場も堅調に推移しており、市場での流通量が多いにもかかわらず、高値で取引されています。2024年は年初に大きく下落しましたが、その後急激に回復し、200万円台後半まで上昇しました。
4. エクスプローラーII
【価格推移】
2019年:約81万円
2021年:約113万円
2022年:約127万円
2024年1月:約80万円
2024年12月:約101万円
【特徴】
エクスプローラーIIは、独特のデザインと耐磁性が評価され、需要が高まっています。2024年はエクスプローラー同様に安定した推移を見せ、年初からおよそ20万円近く上昇しています。
5. GMTマスターII
【価格推移】
2020年:約180万円
2021年末:約270万円
2022年夏:約220万円
2024年1月:約263万円
2024年12月:約278万円
【特徴】
GMTマスターIIは、複数のタイムゾーンを表示できる機能性から、ビジネスパーソンを中心に人気があります。2024年は相場が比較的安定し、年初からわずかに上昇しました。
6. エアキング
【価格推移】
2020年:約110万円
2021年:約160万円
2022年:約175万円
2024年1月:約389万円
2024年12月:約248万円
【特徴】
エアキングは、パイロット向けに開発されたモデルで、シンプルながらも独特のデザインが特徴です。一時的に生産中止されたこともあり、特定の年代のモデルの希少性が高く、買取相場が上昇しました。2024年は年初の高騰後、大幅な下落を見せました。
7. ミルガウス
【価格推移】
2019年:約85万円
2021年:約110万円
2022年:約120万円
2024年1月:約109万円
2024年12月:約125万円
【特徴】
ミルガウスは、耐磁性を備えたモデルとして、科学者や技術者からの支持を受けています。その独特なデザインと機能性から、近年人気が高まっています。2024年は安定した価格推移を維持しました。
8. デイデイト
【価格推移】
2019年:約280万円
2021年:約350万円
2022年:約420万円
2024年1月:約206万円
2024年12月:約226万円
【特徴】
デイデイトは、ロレックスのフラッグシップモデルとして、高級感と機能性を兼ね備えています。特に、18金やプラチナ素材を使用したモデルが多く、富裕層からの支持が高いです。2024年は200万円台で推移し、年末にはわずかに上昇しました。
ご売却をご検討の際は、まず現在の相場と過去の実績をお確かめいただくことをおすすめしております。
▶︎ロレックス人気モデル「買取相場チャート」◀︎
・ロレックスの最低買取保証についての詳細は、下記をご参照ください。