ロレックスの防水モデル(サブマリーナ、シードゥエラーなど)は、使用環境によっては通常のモデルよりも早めのオーバーホールが推奨される場合があります。
特に、海水やプールで頻繁に使用する場合は、ムーブメントの劣化や防水性能の低下を防ぐため、定期的なメンテナンスが大切です。
ただし、通常の使用環境であれば、オーバーホールの頻度は5~7年ごとが推奨されており、デイトジャストやエクスプローラーなどの標準モデルと大きな差はありません。
✔ 海水・プール・ダイビングで頻繁に使用する場合は、3~5年ごとが望ましい
✔ 湿気の多い環境で使用する場合は、防水テストを2~3年ごとに受ける
✔ リューズの締め忘れや、パッキンの劣化に注意しながら使用することが重要
ロレックスの防水モデルは高い耐久性と防水性能を誇りますが、適切なメンテナンスを行うことで、その性能を長く維持しながら資産価値も守りやすくなります。
しかしながら、以下のような使用環境では通常のモデルよりも頻繁なメンテナンスが必要になる場合がありますので、防水モデルのオーバーホール頻度が早まるケースについてみていきましょう。
◆ 防水モデルのオーバーホール頻度が早まるケース
①海水やプールでの使用頻度が高い
✔ 塩分や塩素がパッキンを劣化させる
✔ 防水性能が低下すると、ムーブメント内部に湿気が侵入するリスクが高まる
✔ 使用後は真水で洗浄し、定期的に防水チェックを受けるのが望ましい
海水に頻繁に触れる場合、防水性能を維持するために2~3年ごとの防水テストが推奨されます。パッキンの劣化が見られた場合は、オーバーホールのタイミングを早めることが重要です。
②高湿度環境での使用が多い
✔ 湿度が高い場所(熱帯地域・サウナ・浴室など)では内部結露のリスクが上がる
✔ リューズを開けた状態で湿気にさらされると、ムーブメント内部が腐食する可能性がある
✔ 高湿度環境での使用が多い場合は、通常よりも早めのオーバーホールが望ましい
特に、リューズをしっかり締めずに湿気の多い環境で使用すると、防水性能が低下しやすくなります。定期的なメンテナンスを行い、防水パッキンの交換が必要か確認することが大切です。
③ダイビングでの使用
✔ 水圧の影響でケースやパッキンに負担がかかる
✔ ダイビング時にリューズを操作すると、防水性が低下する可能性がある
✔ 水深の深い場所で使用する場合、防水テストの頻度を上げることが推奨される
ダイバーズウォッチは高い防水性能を持ちますが、長期間オーバーホールを行わずに使用すると、パッキンが劣化し、防水性が損なわれる可能性があります。
特に、ダイビングを頻繁に行う場合は、3~5年ごとのオーバーホールを検討するのが望ましいです。
◆ 防水モデルでも、通常使用ならオーバーホール頻度は標準モデルと同じ
ロレックスの防水モデルは、通常のデイトジャストやエクスプローラーと比較しても、ムーブメントの基本構造は大きく変わりません。
そのため、日常使いであれば、オーバーホールの頻度は5~7年ごとと考えて問題ありません。ただし、防水性能の維持は資産価値にも影響するため、使用状況に応じて適切なメンテナンスを行うことが大切です。ぜひ下記記事も参考にされてください。
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